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設立の趣意 (設立趣意書)


産業、経済の分野において世界有数の大国となったわが国は、21世紀に向け、学術、文化をはじめあらゆる分野で大きく飛躍していくことが喫緊の課題となっております。

折しも、国民の意識の上では、ゆとりと豊かさを実感しうる生活を享受したいとの願望が急速に高まり、企業社会においても、「良き企業市民」として、フィランソロピ-(社会貢献活動)に積極的に参加しようとの意欲が盛り上がりつつあります。

しかしながら、いざ社会貢献活動を行おうとするとき、具体的に何をすればよいか、どうすれば役立つかといった戸惑いもあり、また、単独で財団を設立するには資金、人材の制約が大きいとの悩みもありましょう。

こうした現状に鑑み、我々は、企業等の社会貢献への志を支援する仕組みとして、ここに、大阪コミュニティ財団という新しいタイプの財団の設立を決意しました。

この財団のコミュニティという言葉には二つの意味合いが込められています。一つは、「地域社会」であり、いま一つは、「基金の集合体」ということであります。つまり、大阪コミュニティ財団は、多数の企業等の志に裏打ちされた財産の拠出に基づき多数の基金を設け、その志を最大限に尊重しつつ、地域社会の多様なニ-ズに対応した社会貢献活動を行う財団であります。

以上のような認識のもと、我々は、主として大阪府及びその周辺地域において、企業等の社会貢献活動による、科学技術の振興、芸術文化の向上、国際交流の推進等公益に資する事業を行うものに対する助成又は顕彰、学生又は生徒に対する奨学金の支給等を行い、もって企業等が良き企業市民としての社会的使命の達成と地域社会の福祉の増進に寄与することを目的として、ここに「財団法人大阪コミュニティ財団」を設立しようとするものであります。



 
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